そこで見つけたのが
悪女入門―ファム・ファタル恋愛論
です。鹿島 茂作で講談社から出ています。
悪女入門―ファム・ファタル恋愛論
鹿島 茂

定価: ¥ 756
販売価格: ¥ 756
おすすめ度:

発売日: 2003-06
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
書評:悪女入門=馬鹿な男の見本市
悪女入門と名付け、著者ならではのファム・ファタル論を展開して行く。事実、随所に「ファム・ファタル=悪女になるにはここがポイントです」的お節介なコメントが挿入されるが、この女性に向けて書かれた“男心からみた「命をまるごと吸い取られる女」論”は、他の著作では見られない妙に慇懃な文体が、かえってシニカルで読んでいて面白い。
鹿島氏の文章を読んでいると、氏がどうも女性的である、と思える時がある。というのも「これでもか」とばかりに、ファム・ファタルに翻弄される男の惨めさを、サディスティックなまでに描き倒すのだが、馬鹿な男のサンプル提示の数々に、鹿島氏の、ファム・ファタル自身であるかのような倒錯的な陶酔を嗅ぎ取ってしまうからである。
もっとも、うら若い女性を相手にする仕事の故かもしれないが…。ともあれ、悪女入門とは、すなわち馬鹿な男の見本市であり、悪女への近道は、馬鹿な男を数多踏み台にすることである.
確かに入門書。
ファム・ファタルを種類わけして説明し、且つそれを題名のように、入門書として説明してるスタイルがこの本をより読みやすくさせています。文章も巧みで、その原作が非常に気になります。
ただ、題名の「悪女」はいただけないのではないでしょうか。
著者も作中で、「ファム・ファタルは悪女ではない」とおっしゃってますし。
そして、最後の方の女性はちょっと無理やりファム・ファタルに押し込められたかな、という観もあります。
いずれにせよ、フランス文学の紹介本としても楽しく読める本だと思います。
悪女の分類
いろんなタイプの悪女を知ることが出来る。非常に面白く読めた。届いた本は、装丁が違うモノでがっかりした。スペイン風のイラストが良かったのに・・・。絵のないシンプルな装丁ではこの本の価値が半減した気がします。